デュアルブートの仕組みとブートローダー「GRUB」の働き
Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ のインストーラによるデュアルブート

1.電源を入れられたパソコンがBIOSの設定に従って
HDD先頭の MBR(Master Boot Record) の起動情報を読み込む。
2.MBRがWindowsの起動マネージャである NTLDR(Windows 2000,XP)
または WBM(Windows Vista,7) の起動リストを呼び出す
3.MBRが起動リストに記述されているWindowsを起動させる。


Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ のインストーラは、こういう状態になっている
Windowsの起動マネージャの存在を検知すると、


1.Windowsの起動マネージャの中の起動リストの内容を、
Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ の起動リストファイル
"/boot/grub/grub.cfg" に追加書き込みする。
2.MBRの内容を汎用ブートローダープログラムである GRUB で書き換え、
オペレーティングシステムの起動リストの読み込み先を"/boot/grub/grub.cfg"
に変更する。



いきなり Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ で使用しているパーティションを
削除してしまうと、 Windowsも起動しなくなる
10.04 LTS デスクトップを削除する時はMBRを書き換え(修復)てから
Ubuntu 10.04 LTS デスクトップを削除する
"wubi.exe"によるデュアルブートインストール

MBRは書き換えられずに、
1.Windowsの起動マネージャの中の起動リストに、 Ubuntu 10.04 LTS デスクトップ
の起動項目を追加してメニュー表示する。
2.Windowsの起動マネージャの後にGRUBによる起動メニューを追加する。

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